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第2回Tasuke I Project

2008年11月2日:江戸川区ポニー公園付近:参加者12名

TasukeIプロジェクトの創作自転車の原点になっている自転車をレモン(Lemone)と言います。 レモンの特徴は、フレームパイプを連結するリトルダイヤモンドという接合パーツを使用していることで、このリトルダイヤモンドを使用して組上げた自転車を通称レモン-型番で呼称しています。

第2回Tasuke I Projectの目的は2つあり、1つは女性用に軽量レモンを作ってみて、どの体重まで耐えられるかの破壊実験と、もう1つはレモン式リカンベントの試乗実験です。

軽量級レモン破壊実験

第2回Tasuke I プロジェクト

レモン式自転車は片持ち梁という原理を利用して、フレーム自体の"しなり"で乗り心地と 推進力アップを図っています。しなりは乗り手の体重・ケイデンス(ペダルの回転速度)に左右されるので、レモン式自転車は、乗り手の体重やケイデンスに最適な材質のパイプを選んで組上げられます。

今回は"ゆるさん"という女性がテストライダーで、体重55kgを想定した材質で組上げた軽量級レモンの乗り心地を体感してもらうこと。同時に、徐々に体重の重い人に試乗してもらって、どこまで耐えられるか...予測数値通りの体重でフレーム(パイプ)が壊れれば成功という実験です。

結果は予測数値通り、体重70〜75kgの人までは大丈夫でしたが、80kgオーバーの"koseさん"が乗った段階でパイプがぐにゃりと曲がりました

完成した重量級レモン

重量級レモン

もともと市販の小径車(タイヤの小さい自転車)は、大柄な人には乗りにくい構造になっており、今回から参加した"koseさん"は軽自動車にも積み込める、自作の小径車を作ってみたいという事で参加されました。

後日、完成した重量級レモンが左の画像です、リアを内装変速にして、すっきりした仕上がりになっていますね。

TasukeIプロジェクトでは、これまでどちかというと、非力な人や体力のない人が、どういう自転車を作ったら、楽に坂が登れたり、長時間乗っても疲れない自転車になるかを検討していましたが、大柄な人用にもオンリーワン自転車の検討が必要である、という命題ができました。



レモン式LWBリカンベント

第1回Tasuke I Projectで、初心者にとってLWB(=ロングホイールベース)のリカンベントの方が乗りやすいということが判明しました。今回はリトルダイヤモンドを使用して、超ロングホイールベースのレモン式リカンベントを創作し、初心者からベテランまで乗り心地を試して頂きました。

第2回Tasuke I プロジェクト

リカベント乗りの"西宮さん"がなんなく乗りこなせるのは当然ですが、面白いことに 初リカンベントとなった女性の"ゆるさん"がすぐにスムーズに乗りこなせたのに対し、ロードバイクのベテランライダー達が四苦八苦していたことでした。

ロードバイクは前屈みの姿勢でハンドルにかなりの体重をのせますが、リカンベントはそっくりかえった姿勢でハンドルは手を添える程度なので、身体にしみついた感覚がすぐに直せず、ベテランライダーほど、リカンベントに慣れるまで時間がかかるのかもしれません。

ベテランリカンベント乗りの"西宮さん"の感想は、「このLWBはかなりゆったりした乗り心地です。」前回初リカンベントの"たすけさん"は、「SWB(=ショートホイールベース)より、ずっと楽に坂が登れます。」との感想でした。

次回構想デザイン

レモン式LWB2種

今回をふまえて、リカンベントもホイールベースが長いほうが、坂を楽に登れるという事がわかりました。ならば、SWB(=ペダルが前輪より前方)でホイールベースの長いリカンベントを構想してみよう、ということになりました。


そのデザイン構想として、リトルダイヤモンドを前で接合するか、後ろで接合するか、が左のイラストです。後ろで接合すれば下ハンドルが可能になるが座席位置が高くなる。前で接合すれば 座席位置を低くできるが、ハンドルの取り回しがやや難しいという予測が出されました。


次回はレモン式原点の片持ち梁原理で、ハンドルのとりまわしのよいSWBのリカンベントと、レモン式700Cタイヤでのロードバイクを創作してみようということになりました。

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